「不思議なクリスマスのつくりかた」
あらすじ

クリスマス・イヴの夜、デパートのエレベーターに8人の人々が閉じ込められた。
プレゼントを買いに来た人、食事に来たカップル、おもちゃ売り場のサンタクロースのアルバイト……。それぞれのドラマを乗せたエレベーターは、全く動く気配もない。

その中の一人の女の子が、一冊の本を読んでいた。
『さびしがりやのチャーリー・ブラウン』。
アメリカの有名なコミック、『ピーナツブックス』の一冊だ。
チャーリー・ブラウンは、のろまでドジで、いつも失敗ばかりしている淋しがりやの主人公。チャーリー・ブラウン(大森美紀子)とその仲間たちが、クリスマスに発表する劇の準備をする。
仲間たちみんなからバカにされても一生懸命がんばるチャーリー。そんな彼をいつも見守る、飼い犬のスヌーピー(西川浩幸)。
発表する劇は、スヌーピーの書き下ろし作品『もう一人のサンタクロースのもう一つのクリスマス』。
一人の酔っぱらいがサンタの袋を拾って、サンタの代わりにこどもたちにプレゼントを配ってまわる、という話だった。

ところが、その上演中、ガミガミ屋の女の子のルーシー(Wキャスト:坂口理恵/岡田さつき)が片思いの天才ピアニスト・シュレーダー(Wキャスト:今井義博/岡田達也)と別れてしまい、そしてルーシーはチャーリーを銃で……。
……ここで登場人物たちは初めて気づく。「この世界は僕たちの住んでいる『ピーナツブックス』の世界じゃない!!」

あくまでも楽しくて無邪気な『ピーナツブックス』の世界と、エレベーターに閉じ 込められた限界状況に置かれた人々の人間模様が、めまぐるしく交錯して紡ぎあげて いく、一人の少女の物語。


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