ある大学の文学部のゼミの一行が、街の片隅の、小さな空き地へやってくる。
ゼミを率いる坂口教授は、「ここが賢治島だ」と主張する。
教授は自説を証明するために、学生たちと、宮沢賢治の童話を芝居として上演する。
芝居が終わった時、彼らの胸に、不思議な風が吹く。

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関西の皆さんお待たせいたしました、キャラメルボックスの『賢治島探検記』が、初めて西に向かいます。
この作品はそもそも、あの阪神淡路大震災の時に何もできなかった苦い思いから、坂口理恵が成井豊に提案して「被災地の路上でも上演できる作品」として作られたものです。今回の東日本大地震直後こそ出番だったはずなのですが、東京公演中だったキャラメルボックス自体が大損害を受けたため行くに行かれず。が、その後「緊急公演」としてこの『賢治島探検記』と『銀河旋律』を東京で上演し、たくさんのお客さまにご来場いただいた結果、なんとか乗り切ることができました。本当にありがとうございます。
その結果、これまた皆さんのお力をお借りして東北に無料公演をしに行くことにいたしました。
この大阪公演のチケット代は、全額、東北無料ツアーの資金にさせていただきます。もし公演予算を超えた場合は、義援金に充てさせていただきます。とにかく東北の皆さんのために、是非、一人でも多くの方をお誘い合わせの上ご来場くださいませ。
今回の『賢治島探検記』は、「シアターBRAVA!の公演なのに自由席」ということからもお気づきいただけるかと思いますが、いつものキャラメルボックス本公演とは若干異なります。
まず、東北ツアーのための最小限のスタッフ・装備で上演します。そして、シアターBRAVA!で上演するのですが、上演する内容は、被災地の体育館などで上演する演出のほぼそのままです。
キャラメルボックスはそもそも「小劇場演劇」出身。「なんにもないからなんでもできる」という姿勢でやってきました。そんな小劇場時代のように、大がかりなことはなにもせず、役者たちの肉体と最小限のスタッフワークで、あえて上演させていただきます。
基本は、宮沢賢治さんの『セロ弾きのゴーシュ』をもとにした『ゴーシュ弾かれのセロ』と、『銀河鉄道の夜』をもとにした『光速銀河鉄道の夜』。
開演前は「実は宮沢賢治のお話は苦手……」と話していた方も、『賢治島探検記』を観終わった後は「読み直してみる!!」とおっしゃっていました。それほどこの作品は、歌あり、笑いあり、生演奏ありで、しかもいつものキャラメルボックスのテンポで展開する「エンターテインメント演劇」です。 安心してご来場くださいっ!!
加藤昌史
ある大学の文学部のゼミの一行が、街の片隅の、小さな空き地へやってくる。
ゼミを率いる坂口教授は、「ここが賢治島だ」と主張する。
教授は自説を証明するために、学生たちと、宮沢賢治の童話を芝居として上演する。
芝居が終わった時、彼らの胸に、不思議な風が吹く。

ご観劇について、心配のある方は、キャラメルボックスまでお問い合わせください。
なお、今公演では、点字パンフレットの用意はございません。どうぞ了承ください。