「謎は全て解けた。刑事さん、この屋敷にいる全員をここに集めてください」と号令をかける芥川。(これもウソです)
「犯人は……犯人は……あれ〜〜〜?」犯人がわからなくなってしまった芥川龍之介。映画「ハイカラ探偵物語」のストーリーでは、ここで芥川が犯人をピタリと言い当てる。そして、犯人であるメイドのミツ(明樹由佳)が服毒自殺をはかるはずだった。が、そのミツが消失してしまったのだ。芥川が犯人を当てるシーンが狂うわけだ。

さあて、ここからはネタバレ度がきつくなるので、要注意(私が)。
実はこの映画、誰も観にきてくれない寂しい映画だった。クリスマスイヴの今日はもっと観客が少ない。今回の上映は、まさにお客さんはたったひとりだった。観ている独りのお客さんは、ゆきみ(岡田さつき)。本当は友達のすずこ(坂口理恵)と観るはずだったのだが、約束の時間にすずこは現れなかった。しかたなくひとりで映画館に入るゆきみ。
ところが、ゆきみの目の前では異変が起こっていた。
映画のスクリーンの中で、全員がもめているのだ。ラインの雫がミツと一緒に消えてしまい、芥川は推理することもできず、混乱の極みがスクリーンに繰り広げられているのだ。唖然とするゆきみ。

その頃、遅れて映画の待ち合わせにやってきたすずこは、映画館の前でバッタリと女性にめぐりあう。その女性の名は、女性の名は……ミツ。何故、ミツが映画館の外にいるのか? 今はまだあまり深く考えないでくださいね。

まだ続いちゃうよん