演劇集団キャラメルボックス
2006クリスマスツアー
『少年ラヂオ』
脚本 成井豊+隈部雅則
演出 成井豊+白井直
◆福岡公演◆
11月2日(木)〜5日(日) /西鉄ホール
主催 TNCテレビ西日本
提携 西鉄ホール(西鉄ムーブ90)
協賛 ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社
制作協力 ピクニック
料金〈全席指定・税込〉5,500円
前売開始 9月17日(日)

◆神戸公演◆
11月10日(金)〜20日(月) /新神戸オリエンタル劇場
主催 讀賣テレビ
協賛 ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社
協力 新神戸オリエンタル劇場
料金〈全席指定・税込〉S指定席(1・2階)5,500円 A指定席(3階)4,500円
前売開始 10月1日(日)

◆東京公演◆
11月25日(土)〜12月25日(月) /サンシャイン劇場
主催 日本テレビ
協賛 ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社
協力 Sunshine City
料金〈全席指定・税込〉 5,500円
前売開始 10月15日(日)10:00

そして、淋しさを乗り切った。 成井豊
大正14年3月22日、東京放送局がラジオ放送を開始した。
第一声は局の常務理事の挨拶で、
「JOAK、こちらは東京放送局であります」
それから51年後、一人の少年がラジオを買った。
僕だ。
中学に入って、クラスメイトからロックなるものの存在を聞き、
小遣いを貯めて、近所の電気屋へ走った。
ソニーのスカイセンサー5900。
当時はBCL(海外短波放送)のブームが始まったばかり。
ワライカワセミの鳴き声で始まる、
ラジオ・オーストラリアの日本語放送が聞きたくて、
必死でダイヤルを回し続けた。
いや、カッコつけるのはやめよう。
BCLに興味を持ったのは、ほんの一瞬。
僕が夢中になったのは「欽ちゃんのドンといってみよう!」や、
「セイ!ヤング」や数々の電リク。
サイモンとガーファンクル、オリビア・ニュートン・ジョン、
イーグルス、ポール・マッカートニーとウィングス……。
中学時代の一番の親友は、クラスメイトでも本でもなく、
ラジオだった。
頭の中は不安や悩みでいっぱいなのに、誰にも打ち明けられず、
たぶん淋しかったと思うが、自分ではそのことに気づかず、
ただひたすら、ラジオを聞いた。
そして、淋しさを乗り切った。
大好きだったラジオ。
僕は間違いなく、励まされていたのだ。ラジオに。
(ところで、ラジオ放送が開始した大正14年の1月、
新青年増刊に、『D坂の殺人事件』という小説が掲載された。
ラジオと明智小五郎は同い年なのだ。当年取って、83歳)
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