演劇集団キャラメルボックス 2003サマーツアー
『ナツヤスミ語辞典』

作・演出 成井豊

■東京公演
8月14日(木)〜9月15日(祝)
サンシャイン劇場
主催:日本テレビ  TOKYO FM
東京公演詳細
■大阪公演
9月20日(土)〜9月28日(日)
近鉄劇場
主催:読売テレビ 提携:近鉄劇場
協力:キョードー大阪
大阪公演詳細

空席情報
東京公演アンケート
大阪公演アンケート

SPECIAL LINK: 日本テレビの「ナツヤスミ語辞典」のWebページ
CAST(ダブルキャストです)
【D】
ドルフィン
 
【B】
ビートル

藤岡宏美
カブト
藤岡宏美
大木初枝
ヤンマ
大木初枝
岡内美喜子
アゲハ
中村亮子
西川浩幸
クサナギ
岡田達也
細見大輔
ウラシマ
大内厚雄
前田綾
ナナコ
小川江利子
岡田さつき
ムロマチ
坂口理恵
石原善暢
アヅチ
筒井俊作
畑中智行
モモヤマ
佐藤仁志
中村恵子
ミドリ先生
大森美紀子
篠田剛
アオタ先生
三浦剛
青山千洋
カニタニ
温井摩耶
實川貴美子
サルサワ
大浦理美恵
小川江利子
ウスイケ
前田綾
坂口理恵
ヤンマの母
岡田さつき
大森美紀子
アゲハの母
中村恵子
岡田達也
駅長
西川浩幸
大内厚雄
郵便屋
細見大輔
STORY

カブト・ヤンマ・アゲハの3人は中学2年生。
ヤンマがプールの水を抜いてしまったことがバレて、先生からプール掃除を命じられている。
そこへ、白い服を着た男・ウラシマが現れて、カブトが母から借りてきたカメラでみんなの写真を撮りまくる。
翌日現像してみると、そこに写っていたのは、なんと15年前の景色だった……。

『終わらないかもしれないものを、自分の手で終わらせちゃいけない』
夏休みの学校で起こる、「カブト」「ヤンマ」「アゲハ」という3人の少女と、明るい幽霊「ウラシマ」と「ナナコ」の不思議な物語。

89年に初演、91年に再演した作品の12年振りとなる再々演。
シングルキャストはカブト役の藤岡宏美とヤンマ役の大木初枝だけというほぼ完全ダブルキャストでキャラメルボックスの総力を結集してお届けします。
成井が「詩が書きたかったけど書けなかったから、詩の代わりに書いた」という『ナツヤスミ語辞典』。
とっても明るくてノスタルジックなゴーストファンタジーです。

情宣写真1


東京公演 8月14日(木)〜9月15日(祝)
サンシャイン劇場 03-3987-5281 <池袋サンシャインシティ文化会館4階> 
全席指定〈税込〉4,800円
一般前売開始 7月13日(日)10:00〜
8 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
 
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19:30
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19:30
D
B
D…ドルフィンキャスト B…ビートルキャスト
B・D…託児サービス実施ステージ
大阪公演 9月20日(土)〜9月28日(日)
近鉄劇場 0570-06-9999
全席指定〈税込〉S指定席(A〜Z列)4,800円 A指定席(ZA〜ZD列)3,800円
一般前売開始 8月3日(日)10:00〜
9 20 21 22 23 24 25 26 27 28
 
14:00
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19:00
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D…ドルフィンキャスト B…ビートルキャスト
B・D…託児サービス実施ステージ

あの日はけっして忘れない 成井豊

中学一年の夏休み、同級生の佐藤君に誘われて、
彼のお父さんの別荘に行った。
この世に、別荘というものがあることを、
僕はその時、初めて知った。
彼のお父さんは大学の医学部の教授で、
彼と僕では、住む世界が全く違っていた。
僕の弁当のおかずは、鮭の塩焼きと梅干しだったが、
彼の弁当のおかずは、ロールキャベツとブロッコリだった。
この世に、ロールキャベツという食べ物があることも、
その時、初めて知った。実際に食べたのは、ずっと後だが。
別荘は、河口湖畔にあった。
彼のお父さんは、僕らをモーターボートに乗せてくれた。
実は怖くてたまらなかったが、口では「凄い ! 」を連発した。
夜は庭でバーベキューを食べ、食後のコーヒーを飲んだ。
コーヒーも初めてだったが、さも飲み慣れているフリをして、
「僕はコーヒーを飲むと、眠くなるんです」と言った。
彼のお母さんは、「あら、変ね。普通は目が冴えるのに」
と笑った。あくまでも、優しく。
中学時代の夏休みの思い出は、この一つだけ。
それ以外は、何をしていたのか、全く覚えていない。
たぶん、家で本を読んでいたのだろう。
楽しかったかと聞かれると、返答に困る。
二泊三日の旅は、緊張の連続だった。失敗もたくさんした。
それでも、こうして思い出になっているのだから、
佐藤君には感謝するべきなのだろう。
彼は今、ロンドンで弁護士をしている。
十年前、ロンドンに行った時も、いろいろお世話になった。
あれから一度も会っていないが、僕の大切な友達だ。
夏休み。僕にとって、この言葉にはほろ苦い味がある。
淋しくて、でも、不思議と懐かしい。
あの日に帰りたいとは思わない。が、あの日はけっして忘れない。


photo: タカノリュウダイ

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