
グリーティングシアターは、キャラメルボックスの芝居を日本各地にお届けしようと企画。5回目の今回は、2012年の初演はもちろん、2014年の再演でも圧倒的好評をいただいた『無伴奏ソナタ』です。近未来のアメリカを舞台にして、音楽の天才の人生を描いた、SF短編小説の舞台化。キャストはほぼ一新しましたが、主人公の「クリスチャン」は、初演からこの役を演じ続けてきた、多田直人が続投。多田の渾身の演技を、どうかあなたも見届けてください。
成井 豊

すべての人間の職業が、幼児期のテストで決定される時代。 クリスチャン・ハロルドセンは生後6ヶ月のテストでリズムと音感に優れた才能を示し、2歳のテストで音楽の神童と認定された。
そして、両親と別れて、森の中の一軒家に移り住む。そこで自分の音楽を作り、演奏すること。それが彼に与えられた仕事だった。彼は「メイカー」となったのだ、メイカーは既成の音楽を聞くことも、他人と接することも、禁じられていた。
ところが、彼が30歳になったある日、見知らぬ男が森の中から現れた。男はクリスチャンにレコーダーを差し出して、言った。 「これを聴いてくれ。バッハの音楽だ……」

数々の舞台やTV・映画などで活躍されている実力派俳優。過去のキャラメルボックス公演でも、作品を深めてくださる心強い存在。最近の舞台出演は、加藤健一事務所『ドレッサー』、世田谷パブリックシアター『ペール・ギュント』など。
俳優、作曲家。長身で金髪の不良のような風貌と、繊細かつ朴訥な存在感は常に観客を惹きつける。作曲家として劇団鹿殺しの劇中歌を手がけるほか、外部提供も多数。近年の舞台出演は、劇団鹿殺し公演の他、ミュージカル「HEADS UP!」など。8月には劇団鹿殺し本公演(サンシャイン劇場)が控えている。
Stage Staff
- 美術:石原 敬
- 照明:勝本 英志
- 音響:早川 毅
- 衣裳:赤穂 美咲
- ヘアメイク:山本 成栄
- 小道具:髙庄 優子
- 舞台監督:村岡 晋 宮島 雄一郎
Produce Staff
- 製作総指揮:加藤 昌史
- プロデューサー:仲村 和生
- 宣伝美術:柳沼 博雅(GOAT)
- 宣伝写真:平田 光二(アポロ創研)
- 宣伝ヘアメイク:山本 成栄
- 舞台写真:伊東 和則
- サポーターズ・クラブ運営:ロム・シェアリング
- 協力:早川書房
- 企画/製作:ネビュラプロジェクト
※舞台写真はすべて2014年公演のものです(撮影:伊東和則)
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