明治11年9月1日、朝。横浜市内、河川敷。

新聞記者・小金井兵庫と、画家・秋吉剣作が日本初のベースボールの試合を見学に現れた。
兵庫が、新聞の「日本最初のベースボールの試合」記事の中に隊長・立川迅助の名前を見つけたからだ。
そこで二人は汽車に乗り、横浜まで迅助に会いにきたのだ。
試合終了後、ふたりの前に現れるバットを手にした迅助。

「生きててよかったな、秋吉」
「迅助さんですか? ええ、本当に」
「馬鹿、俺たち、みんなだよ」

「迅助!。おまえ、10年間、何してたんだ!」
迅助は笑顔で答える。
「走り続けていた!」
こうして、幕末を駆けた3人は再会した。