通し稽古レポート 4/4 
 

とうとう、最後の電力ターミナルが破壊され、ついに倒れてしまう大内さんと大森さん。
大森さんは石川さんの気持ちに気づいていた。なぜ、自分を壊そうとしたのかを!!
このまま、アンドロイドおばあちゃんは、壊れてしまうのか!?

 

 

……おばあちゃんが家族の元を去って、何年もの時が流れた。
クリコもすっかりおばあちゃんになってしまって、兄弟や両親もみな亡くなってしまった。
クリコはFRSに電話をする。「私にはおばあちゃんが必要なんです」

そして、玄関のベルがなる。
おばあちゃんがまたやってくる!クリコを訪ねて!
感動のラストシーンは、このあとすぐ!!

 

前回の「広くて」を観たときもそうでした。
話が展開していくにつれ、胸が締め付けられているような苦しい苦しい気持ちになります。そして、知らないうちに自分も大内さんや大森さん演じるアンドロイドたちの愛情に包み込まれていることに気づくのです。人を思いやる、人を好きになるのって、簡単そうで実は非常に難しいと思うし、逆に自分が人に思いやられる、人に愛されるようになるというのはさらに難しいよなあと日頃から痛感している私ですら、芝居を見ている間、クリコと同じようにおばあちゃんに愛されているような気持ちになりました。

愛されるようになると、人はそこで素直になれます。
普段、突っ張って生きている人、いつもいつも頑張るばかりでなかなか報われない人、そんな方がいましたら、どうか肩の力を抜いて心をこの芝居に預けてみてください。
きっと自分の中で、アンドロイドよりも、人間が人間らしい部分にちょっと触れることができますよ。そして、アンドロイドおばあちゃんの愛をたっぷり受け取ってください。

くれぐれもハンカチを忘れずに。
自分の分と、一緒に観る大切な人の分と、2枚ほど……。

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