「ハックルベリーにさよならを」「TWO」感想ページ

今回のハーフタイムシアターは期間が長いので、前回に引き続き今から感想文を募集します。内容でも劇場のことでも役者さんのことでも何でも構いません。ぜひ、ふるってご応募くださいませ。 もちろん「ハックルベリーにさよならを」「TWO」のどちらか一方でも構いません。
サブジェクトを"#kansou"として、 E-Mailでドシドシご応募ください

感想文紹介!

森田豊久さんの感想

下北沢本多劇場「ハックルベリーにさよならを」
1996年4月27日(土)20:00開演 A列6番

 夜の8時開演なんて、ちょっと夏祭りに出かける小さな子供のような気分である。この芝居のチラシの裏の成井さんの文章がとてもいい。初演は91年だが見ていない。大いに期待する。

 ハーフタイムシアターなんで軽めかな、という予想はうれしいことに大きく裏切られることになった。終わってみれば、本当にこれが1時間だったの か、というくらい内容の濃い芝居だった。時計を見ても確かに9時5分。丁度60分。TVの普段の1時間ドラマっていうのはいったい何だったんだろう。西川 さんのセリフではないが、光の速度を超えて時の流れを逆上ったのかも知れない。最初は浮いていたこのセリフも、最後に繰り返された時にはしっかりと意味を 持って響いてきた。

 席は最前列。西川さんの汗や涙が目の前に見える。後ろで落ちている水の匂いまでもが感じられる。地下鉄や電車のトポロジーでの東京は思い浮かぶが、川を下っていく順序での東京の街や橋の名前というのは新しい東京の発見だった。

 篠田さんの芝居がよかった。出て来た瞬間に客をつかんでいた。あのヒゲ面がよかったのかも知れない。伊藤さんと石川さんはなんであんなに子役がはまるんだろう。坂口さんは脇ながら、「人は1枚の絵だとしたら・・」というようなすてきなセリフをもらっていた。

 終わったとき、泣いている観客も何人かいたようだが、ちょっと違うような気がする。キャラメルの芝居は、観る前よりは後の方がちょっとだけ優しくなれるような、そんな気がする芝居である。ボクとケンジの関係にはちょっとびっくりして、なるほどな、とすぐ納得ができた。

 おとなが子供にこんなふうに声をかけてやりたい、というそんな優しい芝居だった。僕は、10年前、あるいは20年前の自分が観たら、どんな感想を持っただろう、というのが最初に考えたことだった。でも、あの頃はあの頃で今みたいには思わないだろうなという気もした。

 キャラメルは、最後のカーテンコールの挨拶で西川さんが言っていたように、思い出したら、また寄ってください、と言ってくれる劇団である。ずっとそこにあって欲しいものである。

 帰り際、加藤さんに、「すごい、よかったです」と声をかけた。本当は、ご結婚おめでとうございます、というのも言いたかったんだけど、文脈的に整合しないので一言で止めておいた。




河崎由美子さんの感想

近鉄小劇場「TWO」
1996年5月11日(土)20:00開演 K列6番

今回の「TWO」は7人で見に行きました。K列の1番から7番。
気になる点が1つあって、アンケートに書きそびれたので、どうしてもそれを言いたくなってメールしてます。

それは、、、。

トオルが登場し、不自然にポケットにつっこんだトオルの右手はナゾだった。いつ、どんな展開で、その右手を出すのか、ワクワクしながら待ってた。そ れなのに、なぜ、踊りのシーンで手を出してしまうのかわからない。「あっ、なんだ、手はある、普通の手だ、黄色っぽい変な手袋してる」ってわかってしまい ました。まだ、見てはいけないものを見てしまったって感じ。その後の物語の展開で、その手にヒーリング効果があるとか、動かない、とかの事実が分かってく るんだけど、ポケットから初めて手を取り出すシーンをもっと劇的に演出して欲しかった。

というわけです。
  一緒にみていた人はそんなこと思わなかったという人も多く、こんなこと思うの私だけでしょうか。

今から「ハックルベリー」同日券をねらって近鉄小劇場にでかけます。
きのうの晩、「僕たちは、こっ、ここにいます」って、つまりながら今井さんが言ってた。
「私たちは会いに行きます、だからそこで待っていてください」って返事がしたい。

では、これからもがんばってください。

追伸:一流大学を出て一流企業に勤めるけれど、とってもわびしいサラリーウーマンの私としては、自分と同じ世代で身近に感じられる人たちが演劇とい う道を選んでがんばってるっと思うと、大変元気づけられます。たから、とってもがんばってほしくて、とっても応援したくなるのかも。


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