BLACK FLAG BLUES 演劇集団キャラメルボックス2004サマーツアー
『ブラック・フラッグ・ブルーズ』

作・演出 真柴あずき+成井豊

東京公演
7月15日(木)〜8月17日(火)
サンシャイン劇場 →詳細情報
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福岡公演
8月28日(土)〜29日(日) 
メルパルクホールFUKUOKA →詳細情報
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大阪公演
9月4日(土)〜11日(土)
大阪厚生年金会館芸術ホール →詳細情報
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空席情報

CAST
ヴィーナス
マーズ
マリナ
小川江利子 岡田さつき
良介
大内厚雄 岡田達也
レイ
坂口理恵 前田綾
アリツネ
三浦剛 畑中智行
ダイゴ
岡田達也 大内厚雄
アラシ
中村恵子 温井摩耶
砂記
實川貴美子 岡内美喜子
阿部丈二 左東広之
神林
篠田剛 筒井俊作
モトコ
大木初枝 青山千洋
光龍
大浦理美恵 渡邊安理
ジョージ
西川浩幸 西川浩幸
ストーリー
人類が火星まで居住地を広げた時代。最先端の科学が瀕死の重傷を負った女性を助けた。しかし、彼女はもう元の彼女ではない。宇宙船に体ごと組み込まれ、コンピューターを凌ぐ処理能力を与えられて生まれ変わったのだ。
ある日彼女は、パイロットになるための最終試験を受ける3人を乗せていた。その中には本当の娘である砂記の姿も。
試験飛行中の彼女に海賊が乗り込んで来て、船は爆発の危機を迎えることになる……。

見上げれば、そこにある      成井豊

小学生の頃、僕もいつかは宇宙に行けると思っていた。
アポロ計画は順調に進んでいた。
21世紀になれば、誰もがロケットに乗って、
M78星雲とは言わないまでも、
せめて月ぐらいは行けるようになるだろう。
宇宙はけっして遠い憧れではなかった。
ニューヨークの、ちょっと先にあるような気がしていた。
ウルトラセブンは毎週、宇宙人と戦っていたし、
謎の円盤UFOは毎週、アメリカに飛来していた。
学校の宿題を忘れる日はあっても、
宇宙や宇宙人について考えない日はなかった。
知らない間に消えていた。僕の心の中から、宇宙が。
僕は死ぬまで、宇宙に行けないだろう。
アメリカの探査機が火星に到着しようと、
日本のロケットが離陸に失敗しようと、心は動かない。
(また税金が無駄に、とは思うけど)
今の子供たちは、宇宙をどう思っているのだろう。
もちろん、大きくなったら、NASAに入って、
スペースシャトルに乗りたい、と思っている子もいるだろう。
が、ほとんどの子は、夜空を見上げることもなく、
液晶画面に向かっているのではないか。
それを批判する資格は、僕にはない。
僕も宇宙を忘れていたから。
しかし、宇宙は今も、子供の頃と同じように、
見上げれば、そこにある。
僕の仕事は、忘れ物を見つけ出し、届けること。
今回の物語では、宇宙をお届けしよう。もちろん、冒険も。


(c)鶴田謙二/講談社
photo by 岸圭子
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