僕が発砲と組んだわけ
キャラメルボックスプロデューサ・加藤昌史


キャラメルボックスの番外公演<アナザーフェイス>は、他の劇団の人たちに「客演」じゃなくて、まとめて何人も「参加」していただいて「異文化接触」をしちゃおう、という企画です。過去には、劇団ショーマ、惑星ピスタチオといっしょにやってみて、そのたびに新しい刺激を得てきました。

今回組むのは、「TEAM 発砲・B・ZIN(ちーむ・はっぽうびじん、と読んでください。通称:発砲)」。日大芸術学部出身メンバーが中心となった、結成6年目、平均年齢25歳(ちなみにキャラメルボックスは28歳)の若手劇団です。どんなに若いかって、作・演出のきだつよしくんは27歳だから、ウチの成井豊や僕より8つも年下、っていうわけです。なおかつ、彼らにとっての正義の味方は、僕たちみたいにウルトラマンyはセブンではなく、僕にはわからないロボット関係。もう、これは会話が成立いたしません。

ところが。彼らの芝居には宇宙刑事や謎の宇宙人が出てきたりして、僕にはわからない名前の正義の味方がネタにされていたりするのですが、不思議なことにむっちゃくちゃ面白かったのです。なぜだろう、と考えました。で、出た結論は、「こいつら、僕たちに似てる」ということ。もちろん似てるったって、芝居が、ではありません。作風は128゜ぐらい違います。でも、なんだか芝居に向かうその「空気」が、シアターモリエールでやっていた頃のキャラメルボックスに、とっても似てるんです。

ただ、最も違うのは「カッコいいのにボケたおす平野くんじ」と「かわいいのにボケたがる小林愛」がいるところ。キャラメルボックスには、「ボケたおし続ける人」や「生まれついてのボケな人」はいっぱいいるんですが、なかなか「カッコいい」「かわいい」というのがいないので、うらやましくて……。

というわけで、「俺たちは志士じゃない」以来3年ぶりのアナザーフェイス公演。久々の小劇場公演でもあります。しかも本格SF、に挑戦。キャラメルボックスでも、TEAM 発砲・B・ZINでもない、新しい劇団の公演として観に来てみてください!!


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