演劇集団キャラメルボックス 1997サマーツアー

1993年に、劇団ショーマと組んで「アナザーフェイス」公演として高橋いさを演出で初演された、『嵐になるまで待って』。今回は、成井豊が自ら改訂・演出。パワーアップをはかります!!

作品は、キャラメルボックス作品群の中で異彩を放つ、「サイコサスペンス」。
「キャラメルボックスの作品にはいい人しか出てこない」という先入観を持っている人にこそ観て欲しい、命懸けの舞台!!

原作は、成井豊が「舞台化できない作品を」と書き下ろした小説『あたしの嫌いな私の声』(絶版)。
その壮絶な結末を読んだプロデューサー・加藤昌史が、「これこそ舞台にしてみたい!! 」と言い出したのがキッカケでの舞台化。

夏の夜に、あなたの頭の中にも<波多野>の声が響き渡る……。


 神戸
7月17日(木) → 27日(日)・新神戸オリエンタル劇場
前売開始:6月1日 全席指定・税込み S席4000円、A席3000円

7月1718192021222324252627
13:00
18:00
19:00
●……託児サービスあり

 東京
7月31日(木) → 8月17日(日)・サンシャイン劇場
前売開始:6月29日 全席指定・税込み 4000円(サマーヴァケーションステージのみ3500円)

7月318/1234567891011121314151617
14:00
19:00
19:30
★……サマーヴァケーションステージ  ★・●……託児サービスあり

 札幌
8月20日(水) ・21日(木)・札幌市教育文化会館 大ホール
前売開始:6月15日 全席指定・税込み 4000円(サマーヴァケーションステージのみ3500円)

8月2021
14:00
19:00
★……サマーヴァケーションステージ

 仙台
8月24日(日) 〜26日(火)・仙台市民会館 小ホール
前売開始:6月15日 全席指定・税込み 4000円

8月242526
19:00


今、芝居ができなくなったら/ 成井豊

僕はサザエさんより「そそっかしい」男なので、
生まれた日から今日まで、いろんなものをなくしてきた。
傘なんか、買ってから3カ月以上持っていた試しがないので、
近頃はビニール傘しか買わないことにしている。
切符も半年に一度はなくすので、
よく乗り降りする、地下鉄東西線落合駅の駅員さんには、
もう何度も「切符をなくしました」と謝っている。
何かをなくす、という事件は、
いくら経験しても、慣れるということがない。
「なくした」と気づいた瞬間の、
あの背筋が凍りつくような恐怖は、
思い出すだけで、たまらない気持ちになる。
たかが傘、たかが切符なのに。
僕が今、一番なくしたくないものは何だろう。
車も家も持ってないし、貯金も人に言えるような額じゃないし。
とすると、やっぱり、芝居ということになるか。
もちろん、芝居を道端に落としたり、
電車の中に置き忘れたりすることはない。
が、今、何かの理由で、芝居ができなくなったら、
僕は一体どうするだろう。
傘や切符をなくした時の、数万倍の恐怖に襲われて、
それでも、新しい一歩を踏み出すことができるだろうか。
さて、今回の主人公は、声優志望の女の子。
彼女が声をなくしたところから、物語は始まる。
彼女を襲った、とてつもない恐怖。
その恐怖に彼女が負けないためにも、
僕自身が負けないためにも、
僕は僕に出せる精一杯の声で、「ガンバレ」と叫ぶつもりだ。


あらすじ

ユーリ(岡田さつき)は声優を目指す女の子。
あるオーディション会場で、活躍中の作曲家・波多野と出会う。
緊張するユーリに優しく話しかける波多野。
そしてユーリの目の前で、信じられない事件が起こる。
波多野は、誰にも聞こえない第二の声で、人の心を操る力を持っていたのだ。
しかし、なぜかユーリだけには聞こえてしまう。
それに気づいた波多野は、ユーリの声を奪おうとする……。

成井豊のオリジナル小説「あたしの嫌いな私の声」を舞台化、息もつかせぬスリリングな展開、クライマックスでは何かが起こる!!
キャラメルボックスが贈る、本格サイコサスペンス。

あなたの背筋を凍らせます。


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