あけましておめでとうございますっ!!
2007年は、とにかく公演公演また公演。しかも一つ一つの公演でいちいちなんらかの「挑戦」があって、のんびり芝居を創ってるヒマもない(←こらこら)って感じで1年が過ぎていきました。
1月は、大内厚雄が稽古場を使ったダンスパフォーマンス公演『Blue』を上演。至近距離で躍動する大内・岡内・小林の姿が、普段のキャラメルボックスでは見られない素敵な空間を作ってくれていました。
2月は、仲村和生が企画に参画した青山円形劇場でのプロデュース公演『えっとおいらは誰だっけ?』。岡田達也と實川貴美子が出演していたのもよかったんですが、僕としては1991年に自分でやったプロデュース公演『天国から北へ3キロ』に出てくださった小林隆さんとの再会も楽しみでした。がっ。なんと、僕が『えっとおいらは誰だっけ?』を観に行ったステージに、なんとあの三谷幸喜が観に来ていて、久しぶりに世間話をしてしまいました。相変わらずボケ上手な三谷さんでした。
3月から4月は、キャラメルボックス音楽劇『サボテンの花』。なにしろ全曲オリジナルで、しかも音楽が前もって無いと稽古にならない、ということで僕と清水一雄さんは地獄の日々を過ごしました……。しかし、もっと地獄だったのは、芝居+歌+演奏+ダンス、という、普段の倍以上の「作業量」だった役者達だったと思います。でも、ゲストのコング桑田さんが太陽のような存在感でみんなを楽しませてくれました。
ちょうどこの頃、So-netさんと共同で「キャラメルボックスSNS」を立ち上げました。3月に仮オープンして、mixiでSNSに慣れている方々をお誘いして、SNSの名前から、いろいろなルールまで、僕とお客さんたちみんなで話し合いをしながら、キャラメルボックス好きの人たちが安心して遊べるネット上の遊び場を手作りで構築していきました。初心者の人でも楽しめるようなコミュニティをご用意したうえで、5月1日にグランドオープン。100人ほどのメンバーで始めたCaramelland(キャラメランド)は、劇団員が参戦してくるなどして大盛り上がりになり、2007年末には会員数が3500人を突破。「キャラメルボックスが好き」と
いう共通項で集まった方々同士が劇場でも仲良くなるなど、今までになかったサポーター同士のお付き合いが広がっていきました。
そして4月から5月は、時代劇『まつさをな』。これまた『天国から北へ3キロ』で出会った粟根まことさん(新感線)に本当に久しぶりにゲストに来ていただきました。達也と粟根さんの絶妙な(奇妙な?)コンビネーションが痛快でしたが、なんといっても岡内美喜子と左東広之のコンビも裏ストーリーを感じさせてくれて楽しかった日々でした。
続いて7月から8月は、『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』。前年に成井と真柴が脚本を書いたテレビドラマ『てるてるあした』に出演していた高部あいちゃんをゲストに、7年ぶりに上演しました。あいちゃんもカワイかったのですが、それ以上に僕の中での大ニュースはエンディング曲として小田和正さんの『風のように』を使わせていただいてしまったこと。実はこの曲、1997年に小田さんが監督して、菅野や僕が出演させていただいた映画『緑の街』の挿入歌。10年ぶりに小田さんと「仕事」させていただき、そのうえに
ご来場いただき、夢のようなひとときでした。
その直後の8月から9月には、六本木俳優座劇場で岡田達也企画のチャレンジシアター『猫と針』。超人気作家・恩田陸さんが戯曲を書き下ろす、という大事件に、出版業界の皆さんが「そんなヒマあったら小説書いてくれーっ!!」と悲鳴をあげたとかあげなかったとか。演出も扉座の横内謙介さん。なので、「キャラメルボックス」の公演でありながら、実は完全な岡田達也プロデュースの公演となりました。
そして10月は「キャラメルボックス・ユース」と銘打った若手公演『橋を渡ったら泣け』。劇場を予約し、脚本をお借りするところから全てを若手が担当。そして演出がなんと大内厚雄!! これも、新しい時代を感じさせる布陣でありました。
『Blue』や『猫と針』、そしてこの『橋を渡ったら泣け』のような公演をやれる「振り幅」ができてきたのが、結成20年を超えた劇団ならでは、と言えるのかもしれません。
そして、そんな挑戦や冒険をし続けてきた2007年を締めくくる公演が、劇団員のみ17人出演、というクリスマスツアー『トリツカレ男』。
5年ぶりのクリスマス公演参加となった大森美紀子を中心に、ベテラン勢がきっちりと脇を固めた畑中智行主演公演は、なんと名古屋では追加公演。神戸でも連日満員。東京公演も後半は週に数千枚のご予約をいただくほどの大盛況になりました。
そして、2007年を締めくくる12月25日の大千秋楽。終演後のロビーは日本全国から集まったCaramellandのメンバーたちが大集合。数百人のサポーターがハンドルネームの入った名刺を交換し合う光景に、創始者の加藤昌史は実は涙していました。
2007年はまさに、キャラメルボックスのコラボレーション元年、とも言える年だったと思います。
キャストにゲストをお呼びするだけではなく、劇団外の様々なアーティストや会社と組んで新しいものを創っていく試みを、次々と実行した1年だったと思います。
そして2008年。もちろんコラボレーションは大切にしながら、2007年という超多忙だった1年間を超高速で駆け抜けてきたメンバーたちをメインに置いた「これぞキャラメルボックス」な作品を次々
とお届けしていきたいと思います。
今年も、熱い応援をお待ちしております!! |